チャリンカーふじわら

好きなことたくさん書くよ

初めての遠出(帰路編)


帰るまでが遠足ですよ(^ω^) 




チャリ旅は、まだまだ続く!!


岩手を出発したのが、18時くらいだと思う。
朝6時に宮城を出発したから、約12時間が経過していた。

だんだんと、周りが暗くなってきている。

今なら間違いなく泊まるとか、電車で帰るという選択をすると思う。
電車とか新幹線にチャリ載せるのは実は認められている。輪行袋っていうのに入れなくてはいけないけど。
ロードバイクだとホイールが簡単に外せられて、比較的コンパクトにまとめて輪行袋に詰められる。しかも軽いから持ちやすい。

まぁ俺らママチャリだから無理だけど笑

電車内に丸裸のチャリ四台並べて帰るとか、考えるだけでシュール。まず改札越えられないし、そもそも帰りの電車代ないから絶対無理。


もちろん宿泊も無理。



我々に残された選択肢は、この4つ。
①河原で野宿
③親呼んで迎えに来てもらう
④自転車で帰る

①は、夏ということもあり、夜も暖かいだろうから、ありかも。と、考えた。でも、お金ないから満足に飯が食えないし、体力の回復は見込めない。却下。

②は、お金のないバカでかわいそうな高校生だし、情に訴えればノリの良いドライバーなら乗せてくれるのではないかと考えた。
だけど、後から取りに行くとか絶対嫌だし、チャリを捨てなくてはならない。
毎日毎日学校行くのに使っている。毎日10kmくらいチャリこいで通学してたやつもいた。無くなったら通学に支障が出る。親にも怒られるし。
色々理由はあるけど、一番の理由として一緒に県まで越えてきた大切な相棒を手放すわけにはいかない。却下。

③はかっこ悪いし、なんか負けた気がするから却下。


残された選択肢は④しかなかった。



全力でペダルをまわすううううううう。
それだけぇえ!!!


すっかり涼しくなって、とても走りやすくなっていた。
行きよりスイスイ進む。全然違う。
ファミレスで塩なめて、すっかり元気になっていたこともあって、更に加速していった。









しばらく走っていたら、、、
大変なことが起きた。






1人いない。




スイスイ進むもんだから、あまり後ろを確認していなかった。





少し待っていると、手でチャリを引いてるKくんが追いついた。




一旦安心。




どうやらチャリがパンクしたらしい。
あの、お母さんから借りてきてたというチャリ。


だけど、パンク修理の道具なんて持っていない。バカだからパンクするとか思ってない。

どうすることもできなくて、しばらく4人で呆然としてた。パンクしたKくんは涙目。



いつの間にか23時をまわっていて、辺りは真っ暗。
しかもちょうど山の中。

民家もなく、頼れるところが全くない。
仕方なく、K君にはパンクした状態でしばらく走り続けて貰った。
凄くガタガタいってた。


さすがに親を呼ぼうかとも思ったけれど、そのまま進んだ。



少し進んだところで、コンビニを見つけた。


入って、恐る恐る店員に聞いた。


「自転車の、、、、空気入れってありますか、、、?」



わかってたけど。
あるわけない笑


店員さんイライラしてた。
深夜のコンビニバイトって、機嫌が悪い人多いよね。
品出し?が忙しいだろうし、夜中に訳のわからないこと言われたらそうもなるよね。


どうしようもなくて、色々考えた。
パンクしたところにガムくっつけて直すとか笑


ダメ元でゴキジェット的な虫退治のスプレー買って、空気入れようとしたけど、もちろんダメ。
貴重なお金を無駄にしてしまって、ひどく後悔した。


仕方なく、自転車を手で引いて進みだした。
暗い山の中無言、そして絶望。


俺は、もうそこらへんのチャリをパクろうぜ。っていってた。
でも、Aくんはそんな俺を頑なに止めた。Aくんのお父さんは自転車愛がすごい人で、一台の自転車を長年大切に扱っていた。お金かけて自分好みにカスタマイズしたり。そんなチャリがあるとき盗まれて、すごい悲しい思いをしたらしい。
当時は、なりふりかまってられないと思っていて、Aくんと喧嘩しそうになってた。

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結局盗まずに先に進んだ。
改めておもうと盗まなくて正解だったと思う。
犯罪だしね、自分のチャリ盗まれたら悲しい。




しばらく、自転車を手で押して進んでいった。
精神的にも疲れてきて、道の端に座って休憩した。空を見上げるととても星が綺麗だった。
山の中でしかも天気が良かったから、
星ってこんなにあんの?ってくらいたくさん見えた。感動。


仰向けになってしばらく4人で星見てた。
コンクリートは、硬かったけど気にならないくらい疲弊している。

真っ暗闇の国道の脇で男子高校生が、4人仰向け。しかも満身創痍。
もうね、他人が見かけたら事件か何かだと思うよね。俺だったら通報しかねない。


不安な気持ちはあったけど、星をしばらくみてたらなんとかなる気がしてきた。




また、歩き出す。





もうなんでもいいから希望が欲しかった。真夜中に空いている自転車屋を見つけられるのががベスト。空いてなくてもとりあえずノックしてみようとしてた。

自転車屋がなくてもコンビニあったら空気入れがないか聞いてみるつもりだったし、車のタイヤ屋、バイク屋、でもなんでもいい。乗り物扱ってるところだったら直してもらえる可能性を感じるから突撃することにした。

ただただパンク修理、もしくは空気入れを手に入れて騙し騙しでも進めるようにしたかった。


やみくもに探しまくった。




そして、見つけた。












電気がついてる!!!







しかも、乗り物屋!!!








だけど、俺たちは入るのをためらっていた。








そこは。






ジェットスキー屋だった。



乗り物とはいえ、、、流石に、、、笑
タイヤなんて扱ってないだろうし。




しかも名前がたしかアリゾナ。

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絶対無理だと思ったけれど、他に頼るところも見当たらないし、とりあえずネタになるだろうから勇気を出して店内に入ってみた。



そこには夫婦の方がいた。


事情を話したら、すごくびっくりしていた笑
こんなバカなやつら中々いないもんな笑




なんと、意外にも修理道具を持っており、パンクを直してもらえることになった!!!


おっしゃあああああああああああ!!!



ジェットスキー屋はんぱねえ。。。。
言ってみるもんだわ。。。




店名がアリゾナと言うだけあって、店内にはアリゾナで撮ったと思われる写真いっぱい並んでいた。かっけええwww



男性が修理をしている間、女性がおにぎりをくれた。
ろくに、ごはんをたべていなかったから、とても助かった。
極限状態で食べるおにぎりのうまさと、人の優しさに感動していた。




食べながら休憩していると、男性にとんでもない言葉をかけられた。















「お前らのその目の輝き、童貞か?」







!?







我々4人爆笑







元気な声で
「はい!!!!!!と言った。




目の輝きだけでばれてしまうなんて。。
アリゾナすごい。




童貞だとばれた後、女性の口説き方から下ネタ満載の話をしてもらった気がする。
流石に10年経ってるから内容までは覚えてなかったけど笑

「お前らのその目の輝き、童貞か?」
って言葉については、一字一句間違いないと思う。10年過ぎたけど覚えているくらい衝撃的だった。



いつの間にか修理が終わっていて、また進むことにした。


泊まっていく?と優しい言葉をかけてもらったけれど、何故かカッコつけて断っていた。本当にバカだった。


さようなら、アリゾナ。






アリゾナがまだあるのか気になって検索してみた。
まだあった!!!うれしい!

もっと岩手側にあったと思ったけど、
4号線沿いにあるし、ここなのかな?


あの時のお礼を言いに行きたいけれど、流石に覚えていないだろうなぁ。
でも、中々ないエピソードだと思うから覚えてたりして笑
高校生4人が深夜に泣きそうになりながら、店内に入ってくるとか衝撃的だもんな。


相手が覚えていなくても、
いつか機会があれば行こうと思う。




再び自転車に乗って進みだした。
やっぱ自転車ってはやい!!!!





また、ひたすらペダルを回した。




既に時刻は、午前3時をまわっている。

もう少しで帰れる。。。。



丸一日自転車をこぎ続け、
ごはんも大して食べていないし、
寝てない。



たとえ高校生で体力があるとはいえども、体力の限界だった。


コンビニに寄って、休むことにした。


コンビニの壁にもたれかかったり、
車止めを枕して寝たり。

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田舎のコンビニだから、駐車場が広い。
各々が自由に使って休んだ。

人の目を気にする余裕がないほど疲労困憊だった。
しばらくピクリともしない俺らのことをを店員さんがチラチラ見てる。

ずっと寝ていたかったけど、後少し頑張れば家に着く。
硬いコンクリートの上ではなくて、柔らかいベットの上で眠ることができる。

自分たちを振るい立たせて、走り出した。

もう少しで、昨日の朝に集合した場所に着く。朝日も出てきて、だんだんと明るくなる。

ラストスパート。ひたすらペダルを回し続ける。

最後が一番きつかったかもしれない。
走っているときの記憶も曖昧にしか残っていない。

お互いに話しかけても話しかけられても
「うん。」とか「あぁ」って返すだけ。
もう頭も回ってない。やばい。





ふらふらになりながら、やっとの思いで、集合した場所に戻ってくることができた。


やっと着いたよ。。。。。。。
時刻は朝6時過ぎ。
出発してから約24時間が経過していた。

疲れすぎて笑顔もない。
けど、mixiで自慢できると思ったら少し元気が出た。

「お疲れ!、頑張ったよ俺ら」っていって驚くほどアッサリと解散した。


自分の家に着いて、玄関を開けた。
自分の部屋までたどりつけず、そのまま和室に倒れこんだ。
畳ってさ、凄く柔らかいし、
あったかいんだよ。
コンクリートの上で少し寝た後だったから、畳の優しさを感じていた。
そのまま気絶して15、6時間は目を覚まさなかった。




こうして、初めての遠出を終えた。







たった1日だったのに色々なことがありすぎて1週間くらいに感じられた遠出だった。
特に、岩手に着いた時の感動は二度と忘れられない。

この思い出がずっと頭の中に残っていたからこそ、10年経った今、ロードバイクを買って遠出をするようになったんだ。



最近はどうしようもないくらい仕事が忙しくて元気がなくなっていたけど、息抜きにこのブログを書いて、高校時代を思い出したら元気が出た。

あの時みたいにがむしゃらに頑張ろうと思うよ。



初めての遠出(後編)

栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原藤原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原
 
 
 
 
 
 
 
 
非常に長い。栗原、途中に藤原紛れ込ませられるくらい長い。
 
 
 
 
 
 
途中ロードバイク乗った人に追い越された。
 
マシンの性能が違うんだから追いつけるはずがない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と、思っていのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1人がロードバイクに挑みだしたwwwwwwwwww
今でもたまに遊ぶAくん。
 
 
 
 
 
 
 
 
坂がヤバめのところでガチで走り合う。ロードバイク乗りとママチャリンカーの真剣勝負。
 
 
 
 
 
引き離されたところから追いついて並ぶ並ぶ。半端ないAくん。俺らは引き離されていく。
 
 
 
 
 
 
男子高校生(童貞)の意地。ママチャリに負けるか!とロードバイク乗りとしての意地のぶつかり合い。俺らは離されていく。
 
 
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あいつらはしばらく競ってた。
 
ついていく俺らも必死。灼熱のなか全力でペダル回す。でも離されてく。
 
 
 
 
しばらくすると疲れ切ったAくんが戻ってきた。
「くっそ、、、あの野郎、、、」
鬼のような表情で物凄く悔しがってたのを覚えている。
不利な状況でも全力で勝ちにいこうとするそのスタイルがとてもかっこいいなと思った。ただ、脳内からアドレナリン的なものがドバドバでておかしくなってたんだと思う。ロードバイクのってる人たちを親の仇がごとくボロクソに言ってた。
 
今思うとロードバイク乗ってた人が不憫でならない。
悠々とサイクリングしてたら、高校生童貞に鬼気迫る表情で挑まれるんだから、メチャクチャ怖かったんじゃないかな。
 
 
 
 
こんなザク単体でガンダムに挑むくらい不利なレースが終わってから、またひたすら進んだ。
 
 
疲れてみんな、口数が減っていた。
時間も経って、夕方になりつつある。青森とか無理だし、岩手たどり着いたら良いってことにしようぜ。って妥協しはじめた。かといって岩手だってきつい。
でも、岩手までは絶対行くんだ。と目的地を現実的なものに変更した。
 
 
 
フラフラで諦めそうになったけど
岩手まで◯キロって青い看板見て、どんどん少なくなっていく数字に毎回歓喜、発狂しながら漕ぎまくった。
 
 
 
「うおおおおおおおおおおおおおお」
汗だくで、ママチャリに乗りながら喜び叫んでいる高校生4人の姿をご想像ください。
 
 
しかし、喜んでばかりもいられなかった。
 
 
 
俺たちはしらなかった。
県境になる場所っていうのは大抵その理由があるってこと。
 
 
とかとかね。
 
 
 
川パターンは、大きな橋がかかってて景色も良くていいかんじ。
涼しいし走っててとても楽しい。
 
だけど。
 
山はやばい。坂がやばい。
車だとそれほど意識しないと思うけど、自転車だと、そりゃここ県境にするよねーって実感できるんだ。
 
 
 
 
 
そう、宮城と岩手の県境は山だった。
 
 
 
 
 
 
 
ひぃぃぃぃぃぃぃなっげええし急だよおおおお。やべえ!!!
 
 
でも、折角ここまで来たんだ。岩手の目の前で諦めるわけにはいかない。
 
 
 
最後の一踏ん張り。キコキコいうチャリ。雄叫びをあげる。熱くなる大腿四頭筋。そしてハムストリングス熱中症気味で頭クラクラ。上がる勾配。車乗ってるやつらの冷ややかな目。山道で狭い。車が近くて怖い。戻るための電車賃はない。宿泊なんてできるわけがない。飲み物代すらもったいない。たくさんの不安とワクワク感と疲労を引き連れて目の前の岩手に向けてペダル回すだけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いろいろなものを乗り越えて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きたぜ!!!
岩手!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
俺ら歓喜。感動。今まで味わった事のない達成感。人間ってやればできるんだ。
俺たち、足の力だけで県超えちまったんだ!
全部自分たちで決めた。
自転車で遠くに行く事も、行き先も、日程も、行く仲間も、進む道も。
親や先生のいうこと聞いてるだけじゃ、こんな気持ち味わえなかった。
誰に言われるでもなく、なんとなく適当に決めたことを本気でやり遂げた。
(もちろん、最初は青森とか言ってたけど笑)
 
 
 
 
 
これってソウルソサエティ
YES!!!
ソウルソサエティー!!!
 
 
岩手 一ノ関について、街を散策した。
記憶が曖昧だけど、レコード屋?とか入ったり、ぷらぷら。
 
 
確か17時くらいだったと思うんだ。
なのにさ、ほとんどの店のシャッター降りてんのwwwwwwwwww
 
 
まじwwwww折角来たのにひどい!!!笑
 
 
駅前にカラオケクレヨンってカラオケ屋もしまってて衝撃を受けた。
 
 
歩いていた人に聞いてみても、
ここら辺の店はね〜17時に閉まっちゃうのよ〜とか言われる始末。
 
 
 
おいおいおいおい、まじかよ。
何かはしないとって焦ってた。でもどうしようもなくて結局いったのは、、、
 
 
 
 
 
 
 
 
普通の
ファミレス笑
 
 
どこにでもある。普通の。
あえてね!!!あえて!!!
わざわざ遠くまで苦労してきて普通のことしてたら面白くね???って無理やり自分たちを納得させてた。
 
 
 
 
 
店内に入って、座った。
疲れが、、、とれる。。。。
 
 
 
ごはんを食べようと財布をみた。
1000円切ってる。絶望。
2000円もあったのに。。。
 
 
 
 
 
 
 
どうしようもなくてさ。
 
 
 
 
 
俺ら塩なめてた。
 
 
 
 
 
普通の食塩。
 
なんだけどさ。
 
今まで食べた塩のなかで一番うまかった。
この先、塩なめてこんなに感動することなんてないんだろうなって思った。少なくとも10年後までなかったね。
 
 
純粋に体が欲してたんだと思う。俺ら飲み物しか飲んでないし、血液中の塩分濃度低くなってたんだ。
 
塩分の大切さを身をもって知った。
 
そのあと、流石に塩だけでは足りなくて、バイトしてて一番金持ってたやつにポテトかなんか、おごってもらったはず。うまかった。
 
 
 
 
 
しばらく休んでから店を出た。
一ノ関の近くには、川が流れていた。
 
 
河川敷に座りながら、達成感に浸って。
川に向かって石投げたりしてた。
 
 
 
なんか記念残さね??ってなって地面に高校名+参上!!!って書いた。
 
 
 
 
 
 
あぁすごく中二っぽい笑
 
 
 
 
やることはやったから帰ることになった。
帰るまでが大事!!!
 
 
(後編)だけど、書ききれなかったので続きます。ごめんなさい。
 
 

初めての遠出(中編)

自転車で旅に出ると決めた翌日。通学時とほぼ変わらない貧弱な装備で、朝6時に集合した。

同じクラスの男子3人と隣の高校の友達、計4人。



通学にチャリ使ってないからお母さんの借りてきたやつがいて衝撃的だった。



記憶が正しければ、俺ジーパン履いてたと思う。





まじなめてる。ソウルソサエティー。(※前編参照)










4号線沿いに集合して最初の会話。
もう10年経った今もはっきり、覚えている。




「じゃあ、東京いくか〜」
「え??青森じゃねえの?」

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なんで一番大事なとこ意識ずれてんだよwwwwww



皆とりあえず遠くいくって事しか考えてなかった。



結局、青森を目指すことになった。
覚えてないけど多分夏だったし、暑いから北のほうがいいんじゃね?みたいになったんだと思う。





超テキトーだけどそのノリがとてもたのしかった。





こうして「なんとなく」北に走り出した。






ただただまっすぐ。。。。。








まっすぐ。。。






ひたすら。






いつも自転車で通っている道から、





普段車でしかいかない所を越えて





知らない所まできた。






途中湧き水を飲んだ気がする。
そう思って4号線沿いの湧き水調べたらあった。多分これだと思う。





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・場 所:宮城県黒川郡富谷町・説 明:大清水の石盥は、昔、奥州街道を行き来した人馬がここで小憩し、清水で喉を潤したといわれる清水の由来を今も静かに物語っています。
いつかまた、いけるといいな。


この日はとても暑かった。熱中症になりそうになってたけど走りつづけた。


ママチャリのカゴに、コンビニで買った1リットルの紙パックの飲み物突っ込んでた。ペットボトルより安いからね紙パック。金持ってないからありがたかった。
水に申し訳程度にオレンジやらレモンの味ついてるやつで味は正直微妙。



暑すぎて汗が滝のようだったから、
3リットル以上は飲んでたと思う。






一人だけ計画的に物事を考えられるやつがいたんだけど、こいつがとんでもない提案をしてきた。




「このペースだと間に合わないから、これから一時間会話なしね」





こいついかれてやがる。。。。超クレイジー。


炎天下でしかも重いママチャリでなんとか進めて来れたのは楽しい会話があったからだったんだと思う。



それを断つなんて、、、ただの苦行じゃん、、、、、

暑いときに「暑いね〜」って言って「そうだね〜」って返してもらえない。

「ちょっと疲れたから休憩しよう」そんな言葉も発することができない。


面白いもの見つけても無言。おいていかれそうになっても無言。




無言無言無言無言無言。




すぐ脇を通る車の音と、キィキィ言ってるチャリの音しか聞こえない。




皆涙目になりながらチャリ漕ぎまくった。



喋ったら罰ゲームとか、そんなの決めてなかったけど皆しっかりルール守ってるのが面白い。


とてもとても辛かったんだけど、
いい感じにスピードが出て、栗原に突入することができた。


出発地から約50kmの位置。

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KURIHARA!!!





栗原、、、、、まじなげえ。
進んでも進んでも栗原。


ずっと栗原。


手前までは進むたびに色々地名がかわって面白かったんだけど、ここはずーっと栗原。進めど進めど栗原。まじ栗原。信じられないくらい栗原。栗原ェ、、、



(続く)

初めての遠出(前編)

俺が初めて自転車で遠出したのは高校生のとき。
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これは他校に乗り込んだ時の画像。



とても理不尽な教師に厳しく抑圧されてた高校2年生。

たかが、宿題やらなかっただけで人間性まで否定するような教師。

生徒のことを思って厳しく熱心に指導している先生。になりたかったのだろうけど。。。そうは思えなかった。

単純に自分の考えとかやり方とか押し付けて来ていただけの教師。
高校生の頃は大人になったら、感謝の気持ちが生まれたりすんのかなーって思っていたけど、

やはり、、、



そんなことはなかった笑



当時、毎日否定されてて鬱憤が溜まっていた。
かといって、反抗してもめんどくさくなるだけだし、殴りかかったりなんかできないし。
怒られても口先だけで「はい。」って言うだけ。
先生は怒りたいから怒っていて何言ったって話にならないんだ。と高校生ながらに思っていた。
(社会人になった今、この考えは大いに役立っている。)



どうしようもなくて色々やった。

色々やった中の一つ。それが、自転車で旅に出ること。


俺たちは、自転車で遠くに旅に出ることを「ソウルソサエティ」って言ってた。

ソウルソサエティはジャンプで連載しているブリーチに出てくる死後の世界で、死神とか亡くなった人が住んでる街。
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尸魂界と書いてソウルソサエティと読ませているとことかね。
ソサエティー。。。。社会。。。。
社会なめてるよね!!!!

ってことで社会を舐める行為=ソウルソサエティーになったんだ。

で、電車とか使わず遠出しちゃう俺らって社会なめてね!?これこそソウルソサエティー!!!!!みたいな。






うん、正直自分で説明しててもよくわからない。





高校生独特のノリだよね笑

面白いのは10年経った今尚、ソウルソサエティーって表現を使ってくる奴がいること笑




そんなこんなで、暇な奴らが4人集まって遠出することになったんだ。


高校のとき住んでいた宮城には、国道4号線が通ってる。
東京の日本橋から、青森の端まで続く日本で一番長い国道。
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当時GPSなんて持ってないし、とりあえず行けば青森か東京行けるっしょwwwという軽いノリで、この道を通っていくことに決めた。

因みに、当時ロードバイクなんて持っているわけがないから、みんな通学用のママチャリで!!!笑

今になって思うけど若さって怖い。
俺のロードバイクが8kgないくらいなのに対して、ママチャリって20kgくらいあるからね笑
しかも、パンク修理なんて自分でできないし、バイトとかしてなかったからお金も2000円とかしか手持ちない笑
それでなんとかなるって思ってるんだから、マジやばい。




(続く)



チャリンカー始動

パンクバンドで歌を歌うシンガー

広告とかの絵を描いてるデザイナー

かっこいい殺陣をくり広げるアクター

俺の友達は皆んな夢を追っていてかっこいい、職業も語尾が「er」でいい感じ。

俺も企業戦士としてただただ戦場に出るだけじゃなくて、皆みたいに夢追ってキラキラしたいと思うんだ。

なにやろうかなぁ、、、
とりあえず自分の足で旅に出たいなぁ。

そう思ってロードバイクを1年前にかって旅にでた。



そうあの日から俺は、































【チャリンカーふじわら】として覚醒した!!!!
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ドヤァ








本当はロードバイク乗る人ローディとかいうらしいんだけれど、なんだかオシャレすぎてちょっと。。。
別に速く走れるわけでもないし。パツパツのジャージ恥ずかしくて履けないし
ふじわら程度の人間はチャリのってるチャリンカーで十分だ。


普段全然乗ってないんだけど、去年は東京から仙台まで2日で行った。すげえ辿り着けんのかーって感動したなあ。


最近だと東京から群馬の高崎までいった。
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かっけえ俺のチャリ。





群馬の高崎には高校の時からの女友達がいてさ、旦那さんと義母さんと子供二人と暮らしている。

 俺一人暮らしだからさ、
久々の家族ってとてもあったくて、優しくて












、、、



















、、、


















say、、、















yo、、、



















YEAH!!!!!!
友人あうためグンマーへ先陣。高崎線、つかわずチャリ漕ぐ俺がエンジン。ぐんまーの米と野菜が俺のガソリン。50kmのスピードたまに出るぜ俺雷神。ぐんまの母教えてくれたん、ポテサラには人参。So 子供には栄養が肝心。子供に安心、与える母の強さに感心。次は大阪行こうかと慢心 いえあ

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ついつい、ふじわらっぷ出ちゃうよね。



おわり。