チャリンカーふじわら

好きなことたくさん書くよ

初めての遠出(後編)

栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原藤原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原栗原
 
 
 
 
 
 
 
 
非常に長い。栗原、途中に藤原紛れ込ませられるくらい長い。
 
 
 
 
 
 
途中ロードバイク乗った人に追い越された。
 
マシンの性能が違うんだから追いつけるはずがない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と、思っていのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1人がロードバイクに挑みだしたwwwwwwwwww
今でもたまに遊ぶAくん。
 
 
 
 
 
 
 
 
坂がヤバめのところでガチで走り合う。ロードバイク乗りとママチャリンカーの真剣勝負。
 
 
 
 
 
引き離されたところから追いついて並ぶ並ぶ。半端ないAくん。俺らは引き離されていく。
 
 
 
 
 
 
男子高校生(童貞)の意地。ママチャリに負けるか!とロードバイク乗りとしての意地のぶつかり合い。俺らは離されていく。
 
 
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あいつらはしばらく競ってた。
 
ついていく俺らも必死。灼熱のなか全力でペダル回す。でも離されてく。
 
 
 
 
しばらくすると疲れ切ったAくんが戻ってきた。
「くっそ、、、あの野郎、、、」
鬼のような表情で物凄く悔しがってたのを覚えている。
不利な状況でも全力で勝ちにいこうとするそのスタイルがとてもかっこいいなと思った。ただ、脳内からアドレナリン的なものがドバドバでておかしくなってたんだと思う。ロードバイクのってる人たちを親の仇がごとくボロクソに言ってた。
 
今思うとロードバイク乗ってた人が不憫でならない。
悠々とサイクリングしてたら、高校生童貞に鬼気迫る表情で挑まれるんだから、メチャクチャ怖かったんじゃないかな。
 
 
 
 
こんなザク単体でガンダムに挑むくらい不利なレースが終わってから、またひたすら進んだ。
 
 
疲れてみんな、口数が減っていた。
時間も経って、夕方になりつつある。青森とか無理だし、岩手たどり着いたら良いってことにしようぜ。って妥協しはじめた。かといって岩手だってきつい。
でも、岩手までは絶対行くんだ。と目的地を現実的なものに変更した。
 
 
 
フラフラで諦めそうになったけど
岩手まで◯キロって青い看板見て、どんどん少なくなっていく数字に毎回歓喜、発狂しながら漕ぎまくった。
 
 
 
「うおおおおおおおおおおおおおお」
汗だくで、ママチャリに乗りながら喜び叫んでいる高校生4人の姿をご想像ください。
 
 
しかし、喜んでばかりもいられなかった。
 
 
 
俺たちはしらなかった。
県境になる場所っていうのは大抵その理由があるってこと。
 
 
とかとかね。
 
 
 
川パターンは、大きな橋がかかってて景色も良くていいかんじ。
涼しいし走っててとても楽しい。
 
だけど。
 
山はやばい。坂がやばい。
車だとそれほど意識しないと思うけど、自転車だと、そりゃここ県境にするよねーって実感できるんだ。
 
 
 
 
 
そう、宮城と岩手の県境は山だった。
 
 
 
 
 
 
 
ひぃぃぃぃぃぃぃなっげええし急だよおおおお。やべえ!!!
 
 
でも、折角ここまで来たんだ。岩手の目の前で諦めるわけにはいかない。
 
 
 
最後の一踏ん張り。キコキコいうチャリ。雄叫びをあげる。熱くなる大腿四頭筋。そしてハムストリングス熱中症気味で頭クラクラ。上がる勾配。車乗ってるやつらの冷ややかな目。山道で狭い。車が近くて怖い。戻るための電車賃はない。宿泊なんてできるわけがない。飲み物代すらもったいない。たくさんの不安とワクワク感と疲労を引き連れて目の前の岩手に向けてペダル回すだけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いろいろなものを乗り越えて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
きたぜ!!!
岩手!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
俺ら歓喜。感動。今まで味わった事のない達成感。人間ってやればできるんだ。
俺たち、足の力だけで県超えちまったんだ!
全部自分たちで決めた。
自転車で遠くに行く事も、行き先も、日程も、行く仲間も、進む道も。
親や先生のいうこと聞いてるだけじゃ、こんな気持ち味わえなかった。
誰に言われるでもなく、なんとなく適当に決めたことを本気でやり遂げた。
(もちろん、最初は青森とか言ってたけど笑)
 
 
 
 
 
これってソウルソサエティ
YES!!!
ソウルソサエティー!!!
 
 
岩手 一ノ関について、街を散策した。
記憶が曖昧だけど、レコード屋?とか入ったり、ぷらぷら。
 
 
確か17時くらいだったと思うんだ。
なのにさ、ほとんどの店のシャッター降りてんのwwwwwwwwww
 
 
まじwwwww折角来たのにひどい!!!笑
 
 
駅前にカラオケクレヨンってカラオケ屋もしまってて衝撃を受けた。
 
 
歩いていた人に聞いてみても、
ここら辺の店はね〜17時に閉まっちゃうのよ〜とか言われる始末。
 
 
 
おいおいおいおい、まじかよ。
何かはしないとって焦ってた。でもどうしようもなくて結局いったのは、、、
 
 
 
 
 
 
 
 
普通の
ファミレス笑
 
 
どこにでもある。普通の。
あえてね!!!あえて!!!
わざわざ遠くまで苦労してきて普通のことしてたら面白くね???って無理やり自分たちを納得させてた。
 
 
 
 
 
店内に入って、座った。
疲れが、、、とれる。。。。
 
 
 
ごはんを食べようと財布をみた。
1000円切ってる。絶望。
2000円もあったのに。。。
 
 
 
 
 
 
 
どうしようもなくてさ。
 
 
 
 
 
俺ら塩なめてた。
 
 
 
 
 
普通の食塩。
 
なんだけどさ。
 
今まで食べた塩のなかで一番うまかった。
この先、塩なめてこんなに感動することなんてないんだろうなって思った。少なくとも10年後までなかったね。
 
 
純粋に体が欲してたんだと思う。俺ら飲み物しか飲んでないし、血液中の塩分濃度低くなってたんだ。
 
塩分の大切さを身をもって知った。
 
そのあと、流石に塩だけでは足りなくて、バイトしてて一番金持ってたやつにポテトかなんか、おごってもらったはず。うまかった。
 
 
 
 
 
しばらく休んでから店を出た。
一ノ関の近くには、川が流れていた。
 
 
河川敷に座りながら、達成感に浸って。
川に向かって石投げたりしてた。
 
 
 
なんか記念残さね??ってなって地面に高校名+参上!!!って書いた。
 
 
 
 
 
 
あぁすごく中二っぽい笑
 
 
 
 
やることはやったから帰ることになった。
帰るまでが大事!!!
 
 
(後編)だけど、書ききれなかったので続きます。ごめんなさい。